さまざまな育児サポートが充実している港区ですが、特に評判の良かった港区産前産後家事・育児支援サービスが、2022年の秋から子どもが3歳になる前日まで使えるようになり、利用幅が一気に拡充されています。
子育て家庭が家事代行を利用する場合の料金
港区ママのための産前産後「家事支援サービス」を使うと、日常的な家事支援を2時間1,500円で頼むことができます。毎週来てもらっても、月6000円!これは使わない手はないですよね。
多胎妊娠家庭だと2時間1000円。住民税非課税世帯は上記の半額、生活保護受給世帯は0円で利用できるそう。家事支援について、急なキャンセル・変更の場合、別途自費料金のキャンセル料金が発生するので気を付けましょう。くわしくは港区のHPを確認ください。
家事代行をお願いしたら、QOLが爆上がり

私は、産後にこの「家事支援サービス」の存在を知って使い始めたのですが、今になって思えば、妊娠中から無理しないで家の中のことをどんどんお願いすればよかったなと思っています。
◆家事支援サービスで頼める内容とは?
港区産前産後家事・育児支援サービスの家事支援は、日常的な食事の支度やお掃除、お部屋の整理整頓、お洗濯、お買い物のほか、検診の付添いなどもお願いできます。けっこう妊娠後期って通院も大変な状況だったので、いつも夫に仕事を調整してもらったりして同行してもらっていたのですが、こういうサービスを知っていたら使いたかったな。
◆家事代行って何をやってもらってるの?
実際、私は「お料理のみ」をお願いしたいと思って、業者にも「お料理の上手な人をお願いします」と具体的にリクエストしました。そしたら、本当にすごくお料理上手な女性がやってきて、2時間とは思えぬ量を、ものすごい手際よくたくさん作り置き料理を冷蔵庫にストックしてくれます。
◆食生活がものすごく健康的になった
子どもが小さいうちは、家で手の込んだ料理ってできないですよね。でも根菜たっぷりの煮物とかいつも家で使っている油で揚げたおいしい唐揚げとか自分ではなかなかレパートリーが少なかったお魚料理とか、食生活がめちゃくちゃ健康的になりました。
家事の手間を省けることはもちろん、体調を整えてくれるのに一役買っています。すごくありがたいです。子どもいて、仕事もあって、風邪なんかひいてるヒマありませんからね!
港区の産前産後「家事支援サービス」のデメリット
◆利用者が急増して業者が追い付いていないらしい
サービスを受けられる利用者が増えたのはいいことなんですが、みんな一気に申し込んだから、家事代行業者側のリソースの問題でなかなか予約が取りにくい、スムーズに来てもらえなくなったという人もいるようです。幸い我が家は、子どもの産後すぐから来ていただいている方が、定期的に来てくださるので、そこまで困ってはいませんが、週に2度、3度とはお願いしづらい状況です。家事代行のスタッフさんもスケジュールがいっぱいいっぱいで…とこぼしていました。
◆申請者が家にいないとダメになった
以前はこんなルールなかったのですが、今回、利用者が一気に増えたことで、港区サイドがサポートを申請した人が在宅していないとダメという謎ルールを作ったようです。
家にいさえすればいいので、夫でも妻でもいいんですけれど、在宅勤務などで家にいやすいほうが申請者になったほうがいいですね。
逆に二人ともフルタイム、フル出勤のご家庭だと、だいぶ使いづらいという状況がでてきています。
◆毎年、子ども家庭支援センターへ申請が必要
子どもが3歳になる前日まで使えるサービスなんですが、利用期間(誕生日)の都度申請をしなければならなくなりました。申請は青山の子ども家庭支援センターの窓口です。申請方法は紙のみ(いい加減、WEB申請をはじめてほしい…)。ひろばがあるので、子どもを遊びに連れてったついでに申請を出してきましたが、郵送でも対応してるそうです。
対象の子(2歳までの子)、一人につき1申請(一人ずつの登録)が必要なので、やや地味なめんどくささを感じてしまいました。
港区産前産後家事・育児支援対象の家事代行業者一覧
この港区のサービスを利用できる家事代行の事業者については、こちらのPDFにまとめてあります。ちなみに私は蓮珠(レンジュ)という赤坂の業者さんにお願いしています。支払いは、クレジットカード、口座引き落とし、銀行振り込みに対応していますが、ここの業者ごとに支払い方法が異なるので事前にチェックしてみてください。
◆家事代行サービスを予約するときの確認事項
青山の子ども家庭支援センターから届く「決定通知書」に記載されている登録番号(個人I.D)と階層区分、申請者の名前、住所(マンションにお住まいの場合はマンション名もお伝えください)、連絡先(通常時と緊急時の2つ)、ペットの有無(有の場合は種類もお伝えください)、訪問希望日時を伝えて、日程調整と時間調整をします。
希望の支援内容出産日(誕生日)、または出産予定日そして、単胎家庭か多胎家庭(双子、三つ子等)なのかというあたりも聞かれました。
というわけで、少し申請に手間はかかるけど、1度やってしまえば、あとはめちゃくちゃ助かる家事支援サービス。うちは来てくださるスタッフの方が元保育士ということもあって、子どもが赤ちゃんのころからとってもかわいがってもらえたりしています。コロナ禍で、なかなか人と接する機会すら持てなかったけれど、定期的に来てくれて会える親以外の人という存在はすごく貴重です。そしておいしいごはんも作ってもらえて、コスパもいいし、健康的な生活を送れるようになって、満足度の高いサービスだと思いました。
税金をこうして子育て世代に有効活用してくれる、港区。ってか、これ、どこに住んでいる人だって、子育て世代はみんな助かると思うんで、港区だけじゃなく、国がこういう支援を積極的にやってくれるといいのになとも思ってます。
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